Saturday, August 24, 2013

岳南



18きっぷを使って、東海道を静岡の方へ。といいつつ、旧道である御殿場線を経由してまずは沼津。沼津で本線に戻る前に、駅の周辺を少しだけをぶらっとしてみると、駅の北に広がる飲屋街中に素敵な小路が延びていて、いささか気分が高揚した。小路には、女子会を誘う居酒屋の白板と並び、高給関西プチ旅行バイトのポスターが掲げられている。



沼津から東海道線を吉原駅まで進み、岳南鉄道を二駅ほど乗って吉原本町へ。名物のつけナポリタンをいただいて、しばし吉原の街を歩く。全長9kmほどの岳南鉄道を終点の岳南江尾まで行って折り返し、吉原駅からは東海道線も折り返して本線の方で三島まで戻る。見覚えのある愛染小路を抜け、水辺の文学碑を見ながら三嶋大社に参詣。境内の茶屋にて福太郎氷をいただく。氷上にまします福太郎餅がなんとも美味い。帰途、熱海で金目鯛の煮付けを夕食にいただき、粛々と東海道線を戻った。

Tuesday, August 20, 2013

E2-E4



間もなく閉館となる東京タワーの蝋人形館に行ってみた。偶然というか、自分の浜松町通いもあともう少しで終わるところである。入口からしてゲッチングのE2-E4が流れる蝋人形館は、最奥のジャーマンプログレコーナーで大団円を迎える。宮崎駿と宮崎勤を足して2で割ったようなハンス・ヨアヒム・イルムラーがだらっとしたシャツを着てふいに現れた時には些かドッキリさせられる。一方、クラウス・シュルツやマニュエル・ゲッチング先生はなかなかの男前なのであった。



Friday, August 16, 2013

横須賀ベーカリー



ヨコスカベーカリーでは土産を手に入れることができなかったので、おそらく盆休みだろうと思いながらも、上町のホームベーカリー浜田屋まで足を延ばしてみると、案の定、休みである。平坂を上って暑さも最高潮となり、どぶ板方面を歩くことは諦めて、バスを直接JRの横須賀駅まで乗っていった。横須賀港には南極観測船のしらせが泊まっている。潜水艦が水を吐出す姿は少しだけ涼しげであった。



横須賀駅からは横須賀線で大船に出て、帰路は茅ヶ崎から相模線を経由していくことにする。もはや意地になって茅ヶ崎でもパン屋を巡り、なんとか開いていたお洒落パン屋のナノッシュと、町のパン屋のシャンボールでパンを買い漁る。ナノッシュでは目移りしまくって参ったが、素朴なシャンボールもまたなかなか捨て難い。生前の開高健も利用していたという駅前の長谷川書店では、ふと原節子本を購入してみた。相模線は横浜線の八王子までに乗入れる便で、今日もやはり意外に混んでいる。最後に上りの中央線に戻り、南関東小回りの周遊路を結んで帰宅した。

金星劇場



鶴見線を後にしてからは、横須賀線を終点の久里浜まで乗車する。アーケードの黒船仲通り商店街をしばし歩み、早めの昼を天丼の岩松でいただく。久里浜からの折返しは京急に乗替えて横須賀へ。横須賀中央駅に隣接する若松マーケットの飲屋街を一回りして、楽しみだったヨコスカベーカリーは休み。喫茶店の茶豆湯でアイスコーヒーを喫し、隣席で行われていた北海道への旅打ちの打合せを拝聴する。ここまで来たので金星劇場の様子でもと思って見にいってみると、無惨にも中身がくり抜かれ、簡易駐車場と化していた。

鶴見線



お盆の間に18きっぷの1コマを潰しに近郊巡りにでかける。まずはお盆も休み無く開いている神田の珈琲専門店エースで腹ごしらえ。カウンターの常連さんは、やっちゃばは今日まで休みと言っている。京浜東北で南下して鶴見駅で降りると鶴見線はなかなかの混雑。まだ乗ったことのなかった大川支線を乗りに安善駅へ向う。安善駅前にポツンと立つ酒屋には、朝から開いてる立呑みコーナーもあり、なんとも味わい深い工場街ぶりを呈している。角を挟んで同じ建物の煙草屋もまた相当渋い佇まいであった。

Saturday, August 03, 2013

画眉鳥



和泉多摩川から調布まで歩いてみた。途中、多摩川に住んでいる方の目印なのか、岸に降りる土手の地面に画眉鳥の表札があった。