Thursday, April 08, 2010

電波天文台



翌日はバスで軽井沢に抜ける。「カルメン故郷に帰る」の軽便鉄道の跡を辿って、北軽井沢駅の 跡なども見てみたかったが、時間的な都合で西武バスに乗る。雄大な浅間山を過ぎると、西武バスは国土計画の爪痕を縫うように進んで行った。終点の手前の中軽井沢駅で一足先に降り、しなの鉄道に乗って小諸へ。古城をスルーしてほとりの蕎麦が美味い。因に「小諸そば」って殆ど23区の中心にしか無いんですな。寄っていく予定のなかった小諸だが、なかなか味わいのある町だった。そして駅構内で雑然と売っていたパンもまた捨てがたいのだった。



小諸からは小海線で南下。残念ながらハイブリッド車とはすれ違っただけで乗車はできず。列車を野辺山駅で降り、自転車を借りて電波天文台に向かう。日本一標高が高い駅の野辺山なので、軽く高地トレ気分である。天文台ではパラボラ銀座の直径10mのアンテナが6台並ぶ姿も心躍るが、ちっこいアンテナが84台ぷちぷち並ぶ電波ヘリオグラフがどうにもたまらない。高原茶屋すばるが営業してなかったのは甚だ残念。野辺山から小海線を少し乗り足して小淵沢。小淵沢で駅弁を買い込み、だらだら帰るかと思っていたら、「ホリデー快速ビューやまなし」とかいうのが来たので、ありがたく乗せてもらう。草津ではまだ梅と辛夷で、山梨は桜の季節であった。