Friday, January 03, 2014

甲午



正月三日、JRの駅にやってくると、有楽町駅前の火災で東海道線が止まっているとのお知らせ。どうしようかと思ったが、湘南新宿ラインは動いているようなので、新宿から快速の国府津行に乗込む。少しづつ乱れていくダイヤの中、列車は遅れを重ねながら進んでいくが、ようやく鶴見川を越えて、線路が東海道に近づくと、歩道に人の波が見え、今日が箱根駅伝復路の日であったことに気付く。大磯止まりになった湘南新宿ラインを降りると、大磯駅構内では各校の応援団と遭遇。ついでにトイレ休憩に入ると、ゴミ箱の回りには応援の小旗が散らかっていた。



まだまだ三が日ということもあり、早川港あたりの食堂でふっくらしたアジフライにありつくのも難しそうな気がしたので、小田原の東海道沿いに出て、回転寿しをいただいた。東海道から浜に出てみようと歩いている途中、なんだか奇妙な道筋からふいに出会したのは北条稲荷。祠の前に並ぶお稲荷さんが、悉くなんとも凶悪な顔をしており、どうにも気が重い。西湘バイパスを潜り、しばし浜辺を歩く。とても素晴らしい日和。本町の飲み屋街を過ぎ、小田原城内を通って駅へ戻る。小田原では、東海道沿いの老舗は昨日の駅伝往路の時間だけ店を開けた後、翌4日から本格営業するようであった。

案外遠いなと思いながら東海道線で横浜駅に戻り、そこから根岸線で引き返して石川町へ。三が日も賑やかな中華街で、点心を鱈腹いただいて帰路についた。