9月10日。朝の京町を軽く流し、防空監視哨の残るワシントンビルの姿に見とれながら旦過市場へ。マーケットの活気溢れる混沌ぶりが何とも凄まじい。マーケット横の小倉昭和舘では、夏の名画特集に高峰秀子2本立と松本清張2本立などを上映している。旦過からモノレールに乗り、眼下にマーケットを見下ろして、小倉駅に戻る。小倉からは鹿児島本線で門司港へ。門司港の駅は想像していた以上に荘厳で、素晴らしい頭端式のターミナル駅だ。駅前で、ごぼ天うどんを啜り、中央市場の方へ歩く。裏通りにひっそりと佇むカフェー街跡の一角が甚だ趣深い。カプセル怪獣のウインダムを思い起こさせる入口の中央市場もまたなかなか麗しかった。気になっていた都食堂では、おばちゃんに「ちゃんらーあるよ」と声をかけてもらったものの、うどんを食ったばかりなので「また来ます」とか適当なことを言ってしまう。せっかくだし、麺をもう一杯ぐらいなら食えたかもなぁと後悔したりする。栄町銀天街あたりをふらふらし、甘味処の梅月にて小憩。雪ミルク氷で涼みつつ、おじさま達皆が頼む焼きそばが大いに気になる。