日曜の午後、東中野の洋食屋で腹拵えして東の方へ歩いてみる。神田川を渡り、外国語しか聞こえてこない北新宿の住宅地をしばし歩む。百人町の三丁目と四丁目のアパートに挟まれて細かく分かれた区画の地域は、戦後の越冬住宅の場所なのだろうか。
山手線を挟んで西の西戸山公園で生垣見本園を見学した後は、東に渡って戸山公園の箱根山を登る。戸山からは若松町まで南下して民芸店の備後屋へ。かつてこちらで見て以来、いつか欲しいと思っていた「馬乗猿」をついに購入した。そのまま大久保通りを神楽坂まで歩き、麦マルにて小憩。気温的に日和ではないが、こたつ席というのは嬉しい。もちろんマンヂウは美味い。街中には鏡花の生誕140年かなんかのパネル展をやっているポスターが見える。飯田橋まで坂を一往復し、小滝橋行のバスで帰る。