Sunday, May 19, 2013

つばめ



5月16日。例年通りGW明けに神戸へ春の墓参りに出かける。今年は墓参を足がかりに、全線に乗ったことの無かった山陽新幹線で九州まで足を伸ばすことにした。このような行程の場合、宮脇俊三ならば、少なくともどこかで寝台を組み込んでいただろうし、今は同じ墓に納まった父もそのような旅程で九州に連れて行ってくれたものだが、現在そのような選択肢は存在しない。

豹柄に彩られた倖田組のタクシーで六甲山中の墓苑を巡ると、ガールズソング特集のラジオは、意外にも「ガールズ・オン・フィルム」に「ガールズ・アンド・ボーイズ」という選曲。ゆっくりと墓参を済ませてから、三ノ宮でうどんを啜り、新神戸に戻って再び新幹線に乗込む。姫路で手柄山の回転展望台を望み、岡山で百間川を渡って列車は進む。とはいえ、山陽新幹線は聞きしに勝るトンネルぶりで、その後の見せ場は徳山のコンビナートぐらいである。博多からは九州新幹線の乗換えて久留米へ。九州新幹線直通のさくらが満席だったが故に、止むなく博多で乗り継いだ九州新幹線のつばめだったが、JR九州の車輌に乗れるのはやはり楽しい。