Wednesday, July 30, 2014

お城街

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7月26日。朝7時。駅前の掲示板は30℃を示している。岐阜からは東海道線でもう少しだけ西へ進む。駅を出て振り返ると山上に岐阜城が薄っすら見える。やはりかなりの高い。そういえば、今回もまたサカエパンには縁が無かった。米原行の列車を大垣で降りて、支線の美濃赤坂線を折返し乗車。激しく蝉がシンシンと鳴いている。美濃赤坂は素朴な駅舎と広大なヤード。上りの大垣行はまあまあの乗車率で本数もある。

大垣駅に戻って、東外側町、郭町東とスナックがチラホラと見える町を歩き、「大垣夜の華町草分けビル」という看板を見上げる。連合岐阜が水門川クリーン作戦と銘打って川沿いの道を清掃している。駅を遠く離れ、写真を見て気になっていた純喫茶ナポリまで出張してみると、9時前でまだ開店はしていない。小一時間もすれば開きそうな気配もあるが、住宅街に差し掛かった路地に佇む場所も無く、再訪を誓って今回は引き返すことにした。

郭町から大垣城の天守を眺め、城の膝元に控えるお城街を素見す。といっても、営業しているのは質屋さん一件だけなので、怪しい目で見守られながらということになる。お城街入口に残る喫茶古城の残骸も、往時はさぞ素晴らしい風情だったのだろうと思われるが、廃業してもう久しいという様子だ。郭町の渋い集合住宅の入口は「Prohibido estacionar」という表示に飾られていた。

朝食をあてにしていた純喫茶ナポリで食い逸れたので、素敵なビルが並ぶ大垣駅前通りの小綺麗な喫茶店でこだわりの岐阜モーニング。創刊明治十四年で「I love gifu」をうたった岐阜新聞の一面には、昨日、多治見が39.3度を記録したという見出しが躍っている。当地では、本日第58回大垣花火大会が開催されるらしい。