Tuesday, December 15, 2015

第一劇場

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午後の3時を過ぎたので、ひとまず平和大通りの宿に投宿。広島での夕べは、横川銀映の成人映画と広島第一劇場のストリップのどちらでのんびりするか悩んだが、上映作がピンと来ないこともあって、近い方の第一劇場にしておく。常連さんらしき人々の屯するロビーを抜けて入場すると、ステージまわりのかぶりつきの席は、既に荷物が置かれて場所が取られている。開演を待つ薄暗いホールで、劇場の隅に座って聴くキャンディーズの『危ない土曜日』の素晴らしさに思わす胸が震えた。

昔、渋谷の道頓堀劇場で見た経験で、ストリップというのはただ後ろでぼうっと見てればいいものだと思っていたが、人もまばらな公演の場合には踊子嬢とのコミュニケーションが必要となり、ただ座っていればいいものではなく、参加すべきものとなる。12〜3人の観客の多くは踊子さんとも顔見知りのようで、貢ぎものがあったり、ポラの撮影を買って出たりと、和やかに公演は進む。4人のうちの最初のステージが終わって踊子さんから飴ちゃんをもらう。彼女も広島に着くと必ず「むすびのむさし」で若鶏むすび買って楽屋入りするらしい。女盗賊さんのステージでは舞台から投げられるハート型のクッションをキャッチしては投げ返すというやり取りも発生。でも最終的に開演前の危ない土曜日が掛かっている時の雰囲気がヤバかったとか言ってるのは恐らくダメな客だろう。

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2時間あまりの公演を見届けた後、すぐ近くのお食事処新京本店に入り、元祖カレー汁にて晩餐となす。流川の歓楽街を少し素見し、イルミネーションで飾られた平和大通りを少し散歩して宿に戻る。昼間に「手作りのパン河内ベーカリー」で買ったシナモントースト、あんドーナツなどを夜食につまんで寝床についた。