Sunday, July 31, 2016

ジージー



福生駅近くの裏道を歩いていて、「福生名物ジージー焼」なる看板を見かけた。玄関横に掛かった「ジージー焼・販売しております」という札の雰囲気からして、ぎりぎり現役だと思われる。GIが由来だったりすると面白いのだが、擬音か爺々あたりが実際のところだろう。清酒嘉泉の看板なので、少なくともおやつではあるまい。まあ、それにしても敷居が高過ぎる。



Friday, July 29, 2016

風街ろまん



ようやく届いた根本敬先生のはっぴいえんどTシャツをおろして散歩に出かける。勿論「ぴんから人間解体」Tシャツにも激しく魅かれたのだが、福生の住人としては、やはり大瀧先生の顔を胸に街を歩きたい(?)。

Thursday, July 28, 2016

ソシアルクラブ



赤線を抜けて、福生駅の北側の方を歩き、5月にオープンしたばかりだというWORD COFFEEへ。カウンターに座って、昼食にクラブハウスサンド。このへんはあまりポケモン湧きませんねなどという話題。先週のポケモンGOリリース以来、ポケストップの固まった福生駅の西口では、ポケモンに興じる洋邦の老若男女でにぎわっている。

Tuesday, July 26, 2016

タコチューズデー



アメリカではタコ・チューズデーなる習慣があることを知る。火曜の夜は割引するんでタコスを食いましょうということらしい。近所のタコス屋でもこの制度を採用している店があるのだが、なかなかタイミングが合わず、タコ・チューズデーの恩恵にはまだ与っていない。そういえば、基地の中にはタコベルもあるという話を聞く。やはり近くて遠い世界である。

Sunday, July 24, 2016

サンフラワー



基地の東側にぐるっと回って武蔵村山の熱帯魚屋を見学。そのまま武蔵村山をぶらぶら歩いていると、都営団地の前に広大なヒマワリ畑が現れて驚いた。ヒマワリはまさに見頃。そして今年のツールも本日終了する。

Saturday, July 23, 2016

ナイアガラ



多摩川の河原を歩いていると、大瀧詠一の「A LONG VACATION」をBGMにバーベキューをしているグループがいた。福生市内ではなく瑞穂町にあったという福生45スタジオというのはあの辺りかなと想像する。瑞穂の郷土資料館では、年初に開いた特別展に湯浅学氏などを招いてトークイベントなどもしたらしい。瑞穂町図書館ではミニコーナーも設けているというので、そのうち行けたら行こう。週末だけ開放している福生アメリカンハウスは、いっそのこと大瀧詠一記念館にしたらいいのにと思ったりもするが、それだと瑞穂町に悪いかな。

Monday, July 18, 2016

端島

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長崎の旅も最終日。今日も蝉がシンシン鳴く朝だ。朝食は積年の課題だった思案橋の純喫茶「珈琲冨士男」へ。店内は常連さんと観光さんが入り混じって朝から大混雑である。長崎新聞を開くと、旅するシネマというコーナーで唐津市で撮影したという『にあんちゃん』が取り上げられていた。朝食後、小菅修船場を見学してから、午後からの軍艦島ツアーに備え、グラバー邸で時間を潰す。

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やや波はあるものの軍艦島ツアーは無事出港し、上陸することもできた。しかしここまで観光化された遺構で、毎日素敵なカメラを携えたカメラマンが、熱心にファインダーを覗いているのかと思うと、自分の出る幕ではないという気がした。揺れる船内では老若男女が屁っ放り腰で写真を撮っている。いつもながらキンクスの「People take pictures of each other」が頭の中に響いた。

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最後に長崎空港でカステラを買い込んで帰京。羽田と福生の往復も思ったほど苦ではなかったので、これからも安心して旅に出ることができそうだ。ただ、これから引き落とされる引越し関連の費用が恐ろしいので、しばらくは自粛ということになるかもしれない。

Sunday, July 17, 2016

池島

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早起きして早朝の佐世保の街を散策する。24時間営業の食堂だという溝口商店の前には酔いつぶれた人が転がっている。商店街の中にありながら、鬱蒼としたトンネルにも隣接する佐世保中央駅では、線路の上をネコがうろついていて、列車が入線する寸前まで線路の上を歩いているのでヒヤヒヤする。佐世保中央駅からは松浦鉄道に一駅乗車して佐世保駅に戻る。宿に戻って朝食をとり、坂の上から基地を眺めて佐世保を後にした。

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針尾の無線塔を見ながら西海パークラインを西彼杵半島に渡り大瀬戸の港。港で見つけた素敵な食堂に入り、やきめしをいただく。塩が出なくて苦労しながら作ったやきめしの味は不本意なものだろうと思いつつ、風情は最高であった。大瀬戸からはフェリーで池島へ。入江に入ると目前に広がる選炭場にさっそく目を奪われ、のっけから池島の荒みぶりにいたく興奮させられてしまう。坑内見学の前には入江をジブローダーの方まで回ってみる。トロッコに乗って入る坑内見学も興味深いが、やはり池島の白眉は山上の団地群だろう。夕方のフェリーまでの時間がなくなり、早めに切り上げたが、トロッコを削ってももう少し団地街を見たかった。大瀬戸に戻ってからは長崎へ。夕食にツル茶んのトルコライスをいただき、スーパーで島原銘菓のラッキーチェリー豆を購入して投宿した。

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Saturday, July 16, 2016

佐世保

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朝の港を歩くと、潮風がねっとり吹いている。小値賀からの帰路は、佐世保行の高速船。船内で西日本新聞を開くと、ヘクトール・バベンコの訃報が目に入った。平戸島を横目に船は進み、客室のテレビでは佐世保出身の前川清が平戸を旅している。佐世保からは一旦唐津の方へ向かう。美しい棚田の谷を抜け、玄海原発の海を過ぎる。途中、何の気無しに名護屋城跡に立ち寄ってみると、廃城の夢の跡っぷり感が思わぬ迫力で驚いた。唐津まで進み、虹の松原で唐津バーガーをつまむ。あたりはもうツクツクボウシが鳴いている。

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唐津から佐世保に戻り、防空壕を転用した市場のとんねる横丁や、下京町あたりの歓楽街を歩く。夕食は趣き深い喫茶店の山本コーヒーにてステーキピラフ。デザートには「夏の味覚・ミルクセーキ」のコーヒー味をいただいた。投宿後、夜の歓楽街を再び散策する。佐世保も米軍人の多い町だ。街中では、屋台の唐揚屋で若い米兵がカラアゲをつまんでいる。アーケード街を佐世保中央駅の方まで歩くと、ウミノの支店などもあったが、もうとっくに閉まっている。夜も更けて暗くなっていく町中で、どうにも渋いお食事おはぎの溝口商店の明かりに誘われるが、腰が引けてやり過ごしてしまう。夕方の雨で恐ろしく蒸し暑い夜だった。

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Friday, July 15, 2016

小値賀島

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朝の福江市街をぐるりとして、通学路の横断歩道を守る水色のお嬢さんと朝の挨拶を交わす。街中に中央シネマという映画館跡がある。昨日歩いていて気になった喫茶シルクロードが朝から営業していたのでモーニング。夜遅くまで明るくしていた店だったので、てっきり喫茶という名のスナックかと思ったが、早朝から開店している。カウンターに置かれた長崎新聞を開くと、精霊流しのハッピを作りませんかという広告が踊っていた。福江からはフェリーで五島列島を北上する。フェリーは3時間ほどで上五島を抜けて小値賀島へ進む。甲板で受ける潮風は少しべたつくが気持ちいい。島々の上を低く雲が流れていく。

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小値賀では、予約していた古民家宿の姉さんに港まで出迎えにきていただいた。築138年の商家を改修した宿はやはり素晴らしく、到着後しばしフォトセッションとなる。町中に戻り、路地裏の食堂で魚の定食をいただいて、食後は車で島を一周。綺麗な赤い砂浜とアジア諸国から流れついた漂流物が趣き深い赤浜を歩き、牛が放牧されている長崎鼻などを巡って、夕刻、宿に戻る。町中の商店で食材を調達し、暮れていく港を臨む古民家の食堂で夕食をいただく。購入した魚のお造りはイサキ、ヒラマサ、タイにケンサキイカ。旬のヒラマサが美味い。夜半まで酒宴。

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Thursday, July 14, 2016

福江島

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福生から初めて発つ旅で少し気がかりだったのは都心までの道のり。立川を出るリムジンバスは軽い渋滞に巻き込まれ、少し到着は遅れたものの、まずは無事に長崎行の飛行機に乗り込んだ。昨日は記録的な大雨だったという長崎だが、この日は気持ちよく晴れ上がっている。空港から長崎港に向かうバスも遅れ、こちらは少し焦ったが、何とか福江行の高速船に間に合った。船は激しく揺れながら五島灘を進み、定刻通りに福江港へ到着。港から海城の福江城を過ぎる。我が国最後にして最新だという城は、南国の植生と石垣が美しい。商店街でみつけた喫茶店「月の砂漠」で昼食にピラフ。

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福江市街から島を北上し、海沿いに建つ堂崎天主堂へ立寄ってみる。堂内の展示には名取洋之介の写真なども見える。天主堂前のアイス屋の長椅子には、尼僧二人がこじんまりと並んで座っていて、こちらでは尼僧がアイスの売り子さんをしているのかと思わず感心してしまったが、アイスを召し上がっている歴としたお客様である。危うく注文してしまう寸前で何とか口をつぐんだ。店は路上の長椅子だけでなく中にも入ることができ、人懐こい看板犬とおばあちゃんの二重の歓待をうけて入店。チリンチリンアイスを堪能し、しばし寛ぐ。堂崎を出た後は、福江島をぐるっと回り、市街に戻って投宿。夕暮れの街を歩き、五島牛の焼肉屋にて晩餐をなす。九州ということで食後のデザートにはブラックモンブラン。

Wednesday, July 13, 2016

Ice cream social



基地内の学校のボードに「HAVE A GOOD AND SAFE SUMMER」というメッセージが出ているのが見える。アメリカンスクールは登校日がアイスクリーム・パーティなのか(登校日って感じじゃないのかな)。自分は明日から早い夏休みで長崎へ。

Tuesday, July 12, 2016

わがまま



水喰土公園を抜けて玉川上水沿いを拝島へ。すっかりヒマワリの季節になった。

Monday, July 11, 2016

テクス・メクス



英語で福生の情報を検索をしていて、福生病院近くのタコス屋を見つけた。この辺りは基地から遠く離れたところでも、評判のいい店や新しい店などに、迷彩の姿を見かけることが多い。大概B級かもしれないが、美味いものに貪欲な感じなのは素敵だ。

Sunday, July 10, 2016

葦簀



窓に簾を導入してみる。外を眺めたいネコのために、もう少し窓を開けておいてやりたいのだが、暑さに負けてなかなか開けていられない。

Wednesday, July 06, 2016

赤線



赤線といわれる福生駅前のスナック街を歩く。ここは公認の赤線ではなかったが、それゆえ遠慮なく「赤線」という名前を残すことができたのかもしれない。昔の沖縄のコザの地図などを見ると、悪所に混ざってサンドイッチシャープがたくさんあり、このうち少しだけでも残せなかったものかと思ったものだが、福生の赤線にサンドイッチ屋はなかったのかな。

Monday, July 04, 2016

極東放送



BBCがネットで聴けるのだから、FENもネットで聴けるのではないかと調べたら、FENというのは遥か昔の遺物で、当世ではAFNというらしい。勿論ネットでも聴ける。軽いヒットチャートの曲や、手作りのラジオ広告などもまた、それはそれでなかなか楽しい。7月4日ということで、アメリカは独立記念日。例年打ち上げていた花火を今年は自粛するとのことで残念。

Sunday, July 03, 2016

コンポラ



目と鼻の先に、伝説のテーラーKブラザースがある所にやってきたので、落ち着いたらスーツの一着でも誂えなくてはなるまいと思っていた。そして、いざ越してきてみたら、昨年に閉店しいていたことを知って愕然とする。街を歩いたり、様々な情報に接していると、福生という街にあった数度目かの良い時代が、現在ちょうど終わりつつあるのかなという気もして、少し寂しくなったりする。まあ、新参の余所者が何を、という話なのですが。

Friday, July 01, 2016

シルク



奥多摩街道を歩いていると、熊川駅あたりに長大な壁で囲まれた空き地があり、何の場所だったのかと調べてみると、平成元年まで片倉自転車の工場であったらしい。片倉自転車は八王子に移転した後、1997年に廃業してしまうのだが、母体が富岡製糸場の片倉製糸だったことで「シルク」と名付けられたブランドは、現在、絹自転車製作所というところで受け継がれているとのこと。この辺でぷらぷらしている者としては、ついシルク号を手に入れたくなる。ちなみに空き地は都立宇宙科学館の建設用地として東京都が取得したらしいのだが、とうにそんな話は立ち消えているらしい。