Thursday, July 14, 2016

福江島

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福生から初めて発つ旅で少し気がかりだったのは都心までの道のり。立川を出るリムジンバスは軽い渋滞に巻き込まれ、少し到着は遅れたものの、まずは無事に長崎行の飛行機に乗り込んだ。昨日は記録的な大雨だったという長崎だが、この日は気持ちよく晴れ上がっている。空港から長崎港に向かうバスも遅れ、こちらは少し焦ったが、何とか福江行の高速船に間に合った。船は激しく揺れながら五島灘を進み、定刻通りに福江港へ到着。港から海城の福江城を過ぎる。我が国最後にして最新だという城は、南国の植生と石垣が美しい。商店街でみつけた喫茶店「月の砂漠」で昼食にピラフ。

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福江市街から島を北上し、海沿いに建つ堂崎天主堂へ立寄ってみる。堂内の展示には名取洋之介の写真なども見える。天主堂前のアイス屋の長椅子には、尼僧二人がこじんまりと並んで座っていて、こちらでは尼僧がアイスの売り子さんをしているのかと思わず感心してしまったが、アイスを召し上がっている歴としたお客様である。危うく注文してしまう寸前で何とか口をつぐんだ。店は路上の長椅子だけでなく中にも入ることができ、人懐こい看板犬とおばあちゃんの二重の歓待をうけて入店。チリンチリンアイスを堪能し、しばし寛ぐ。堂崎を出た後は、福江島をぐるっと回り、市街に戻って投宿。夕暮れの街を歩き、五島牛の焼肉屋にて晩餐をなす。九州ということで食後のデザートにはブラックモンブラン。