讃岐の屋根も瓦が黒光りして立派だったが、今治は鬼瓦が凄い。列車はそろそろ下校時間に差し掛かっていると思うのだが、学生は少ししか乗り合わせてこない。西日本では朝靄の光は美しいが、昼間のガスった感じが常態化しているのは少し辛い。伊予北条で20分ほど停車している間についに高校生で溢れ、列車は松山に向かった。
松山駅からは市電で市駅へ。銀天街を歩いて、ぼんやりと坊ちゃん書房という古書店を目指してみるがよくわからず、大街道に突き当たって北上する。閉店間際の作業中にみよしののおはぎを無事ゲットし、出雲屋にて鯛めしとジャコカツを早めの夕食にいただく。サクっと揚がったジャコカツが思いのほか美味い。労研饅頭を少し見繕い、大街道の電停から再び市電に載って道後温泉まで。道後温泉行きの市電は市駅行きと違って大層混んでいる。温泉街を少し歩き、一旦投宿。ウェルカムドリンクに用意された野菜ジュースがやたらに美味い。日暮れ時を待って、道後温泉本館の神の湯にゆっくり浸かり、二階で夕涼みする。隣の白人の男性カップル?が仲睦まじい。六時屋のアイスモナカを食べながら、温泉街をブラブラと宿に戻る。みよしののおはぎもやはり美味かった。