Monday, April 14, 2014
唐津
4月6日。なかなか肌寒い福岡の朝である。2日歩き続けた足の疲れもあり、朝の中州散歩は自重して、バスで博多駅まで。博多駅前広場にはドラえもん展のドラえもんがポコポコとならんでいる。いささか血迷って牛たん朝定食などを食してしまいつつ、筑肥線直通の市営地下鉄で唐津へ。快速の唐津行は地下鉄なのにトイレ付である。筑肥線に連続する姪浜駅で地上に出ると、高架から望む玄界灘がいきなりなかなかの絶景だ。九大学研都市駅で学生を下ろし、筑前前原駅で各駅停車に接続すると、ほとんどの乗客がいなくなり、薄ら寒かった電車の中がますます寒い。それにしてもこのあたりの玄界灘というのも思いのほか見物であった。東唐津を過ぎると、川を渡る橋梁の上から唐津城が見える。終点の西唐津の駅前には何もないので、そのまま唐津まで折り返した。
唐津駅を出て、京町のアーケードを歩いていると、店頭にdデザイントラベルのおかれた豆腐屋がある。調べてみると、訪れた日が日曜でなければ、日本一のざる豆腐の朝食をいただくことができたらしい。木綿町のスナック街を抜け、町田川を渡る。小島に浮かんでいるような唐津城の風情がいいので、珍しく登城などしてみる。唐津城に渡る地下道ではギター弾きの若者が何故か津軽海峡冬景色を弾き語りしている。天守から晴れ渡った唐津湾を望み、市街地に戻る。小腹が減って何かつまみたくなり、こんな時にからつバーガーがあれば全く理想的なのだが、こちらも日曜定休とのこと。
唐津駅からは唐津線の人気の無いキハ47で佐賀駅に向かう。唐津線は松浦川沿いに筑紫山地が少し開けた平地を進む。唐津を出たっきり、多久ではじめて降りる客がいて、次の中多久で学生が乗ってきた。