9月2日。鹿児島の友人を訪ね、友人3人と飛行機に乗った。しばし友人との再会を祝し、出迎えてもらった車で、空港からさつま町へ向う。廃線となって久しい旧宮之城線の宮之城駅跡を軽く素見し、生家の製麺所を見学する。これがまったく素晴らしい産業遺産だった。午前の作業を終え、蕎麦粉と切れ端とが散乱した床に射し込む光が美しい。婆さまにアイスやサイダーをふるまっていただき、歓待を受ける。製麺所を出てからは、曽木発電所の遺構を見に大鶴湖へ。鶴田ダムが出来て水没した旧曽木発電所は、夏の間だけ姿を見せる。曽木発電所に来たついでに寄った、東洋のナイアガラこと曽木の滝も存外に見事だった。曽木の滝のレストランで黒豚カツ丼。