Tuesday, September 21, 2010

高松



7日。晴れやかな朝の遊郭街を出て、片原町のカフェー街を抜ける。立ち読みした美術手帖で見つけた喫茶城の眼はやっていない。瓦町まで歩いて汗にまみれてきたので、朝一ながらもフラペチーノ。瓦町から琴電志度線に乗って琴電屋島駅に着くと、駅前に屋島山上行きのバスが待っていた。先客はお遍路さん一人で、自分が乗るとすぐバスが出る。ハンミョウの跳ねる後を追って、人気の無い山道を、屋島ケーブル屋島山上駅跡まで登る。駅跡横の土産品店はてっきり廃屋かと思いきや、仕舞屋には子供もいる大家族がお住まいで、誰もやってこない駅跡前も含めて開放的に暮らしていらっしゃるので、閑散とした廃墟を堪能するつもりが、恐縮しつつお庭を拝見させていただくような感じになる。静粛にバス乗り場に戻り、閉じられたレストセンターをぐるりとして、瀬戸内を一望。残念ながら海上にファスナー船は見当たらない。山を降りて、登山口側の方の駅跡も見た後、昭和4年築の琴電屋島駅でしばし休む。高松駅に戻り、駅近のセルフうどん屋でちくわ天とざる。