Tuesday, September 14, 2010

肥薩線(山線)



4日。天文館から市電で鹿児島中央駅に出て、黒い特急の「はやとの風」に乗り込む。駅売店で買ったまるはちふくれ菓子が美味い。錦江湾越しに桜島を回り込み、隼人から肥薩線に入る。いにしえの木造駅舎が残る嘉例川駅・大隅横川駅ではしばし停車して、乗客総出の大撮影大会。吉松駅からは観光普通列車「しんぺい」に乗継ぎ。待機中のキハ47のモーターが、ホースからの散水で冷却されている。肥薩線のしんぺいエリアは日本三大車窓の矢岳越えに、ループとスイッチバックの連続がある大サービス区間であった。人吉では「SL人吉」の発車まではしばらく時間があるので、市街を少し散策する。この日にNHKが走らせていたBSデジタル号という企画列車とかち合ってしまったせいか、当たりをつけていた鰻屋は満席。ふらふらと人気の無い新温泉を覗いていると、向かいの家から「BSの人?」と声をかけられる。肥薩線を南下して人吉にやってきたBSデジタル号の生中継をつい今し方まで見ていたとのこと。時間つぶしに入った喫茶店でいただいた長崎風ミルクセーキが何とも美味かった。