Saturday, September 27, 2014

悲情城市

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台北に着いたのが午後の3時なので、ほんの少ししか活動していないつもりだったが、案外歩き続けて足に来た。初日はこれぐらいにして夜市などは自重し、旅の目当でもあった駅弁を買いに台北車站へ向かう。ところが、肝心の台鉄便當が完売していたため、やむなく平田驛便當というところで排骨飯の弁当を買ってみる。宿に戻って食べてみると、それは紛うことなき和食のカツ丼であった。慰みに誠品で買っていた有記名茶を入れる。こちらは本格的に美味い。

ごろりとしてテレビをつけ、孫悟空が戦っている画面を暫しぼうっと眺める。人心地着いてシャワー。こちらも誠品で買った阿原肥皂工作室の艾石鹸の匂いが堪らない。ホテル向かいの空き地には何かの足場を設営中で、そのまわりを野良犬が屯ってるのが見える。

部屋に備えつけの本に『な〜るほど・ザ・台湾』があったので、パラパラとめくってみると『KANO』が9月25日からアンコール上映されるとの特集記事がある。台湾史上最高の興行収入を予想されながら、ヒマワリ運動が起きたタイミングにあたり、尻切れとんぼになったからということらしい。そして特集の二つ目が『悲情城市』公開25周年。こちらもなかなか力の入った記事であった。