Thursday, October 24, 2013

讃岐平野



10月24日。台風27号は四国に真直ぐ進みつつあり、並んで28号も北上している。大陸からは寒冷渦までが睨みをきかせるという三竦みのせいで、台風の動きは鈍く、列島はつかの間の平穏を見せているが、嵐の前の静けさもまたそれで怖い。羽田空港など全く平穏なもので、高松行の飛行機も予定通り出発した。離陸時のBGMはアンコーさんのオールナイトニッポンクラシクスでヴァンヘイレンのユーリアリーガットミーであった。

滞り無く飛行機は四国に到達すると、雨もまだ降っていない。空港からはバスでことでんの空港通り駅に出て、琴平線で琴平へ向う。通学時間も過ぎたのか車内はガランと静まりかえり、網棚からぶらさがったイルカのマスコット「ことちゃん」が、饂飩を啜りながらぶらぶら揺れている。沿線は黒々とした立派な瓦屋根の家が続き、中にはもの凄い鯱瓦の豪邸も見える。おもむろにぽっこり膨らむ山がなんとも讃岐平野の風景だ。結構な乗客が降りて行った滝宮駅にはなかなか古そうな駅舎が見える。

琴平駅を降りて、金倉川沿いの長閑な特殊浴場街を抜け、こんぴらさんの参道を少し素見す。小雨が降ってきたこともあり、1368段の階段は入口だけで戻る。参道では、本家とらや旅館の旅籠っぷりが甚だ素晴らしい。現在、うどん屋として営業しているとらやは、中もうかがうことができるが、うどんは丸亀までとっておくことにした。琴平からは、赤い屋根の古い洋風駅舎のJR琴平駅から、土讃線の高松行で丸亀へ。土讃線も高知より先では、既に大雨で運転を見合わせはじめているようだ。